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上海でお花見ができるということ

2019.04.10

「LONG MUSEUM 西海岸」の桜

上海市内の自宅から車で10分程にある「LONG MUSEUM 西海岸」の桜です。
2014年の春に出来たこの現代美術館のエントランスエリアに、たくさんのソメイヨシノが植栽されています。
この日は休日で、桜は満開を通りこし、花びらの絨毯が出来ていく中、多くの中国人の家族連れやカップルがお花見を楽しんでいました。

年々、上海市内で見られる桜の数が増えて来ているのは、在住日本人の私達にとっても嬉しいことです。
日本への海外旅行経験者が増えて、すっかり日本の「お花見」文化が浸透してきました。

「LONG MUSEUM 西海岸」の芝生階段

桜のエリアから少し離れた芝生階段では、キャンプ用のテントを張って、愛犬と共にピクニックを楽しむ風景もあり、どんどん中国人のライフスタイルが変わってきていることを感じます。

10年前までの上海でのリクリエーションといえば、食事か買い物が主で、大型ショッピングモールが次々と出来、そこで休日を過ごすことが定番でした。
今は、リクリエーションの仕方も選択肢が増えて、こうやって自然を楽しむこと、体験型の過ごし方が増えてきています。

「LONG MUSEUM 西海岸」の桜

食べる物も着る服も住む家も豊かになって、次に、人が本当に心から求める豊かな生活とは何かを、その模索している様子を、ここ上海のものすごいスピードの中で分かり易く見せてもらっているように感じます。